禁煙外来のニコチン過量症状による高齢治療

ヘビースモーカーは1日最低20本以上を吸っています。特に若いうちから吸っているとタバコに含まれているニコチンが脳内を刺激してニコチン依存症におちいってます。
この依存症になると、タバコをどうしても止めることができなくなり、1日でもタバコを止めると、手の震戦を発症した禁断症状があらわれます。
場合によってはものすごいストレスになって胃潰瘍を患うことも少なくないです。
禁煙外来では、タバコを吸い過ぎたせいで多量のニコチン依存に罹った「ニコチン過量症状」を診てくれています。
若いころから毎日数十本吸っていた高齢者に多いため、高齢者に対する「高齢治療」とも言います。
このような高齢者の脳はニコチンに浸り続けていたため、タバコから抜け出すことはほとんど不可能です。
80歳を超えていると、禁煙することの方が苦労のため、医師は無理やり止めさせようとはしません。
高齢者の生活習慣や食事内容、そして何らかの病気を患っていれば、その治療と平行して指導します。
高齢治療の大きな特徴は、本人自らの考えで、自然とゆっくりゆっくりタバコを止めていくようにしますので、若い人に対する禁煙指導とは訳が違います。
時間をかけますので、何度も通う必要があります。血液検査もしてニコチンの状態をみていきます。
ニコチン過量症状が治るまでに時間がかかります。禁煙外来が時間を何度も何度もかけて行っていきます。
このニコチン過量症状が治る方は半分ぐらいです。
高齢治療において半分くらい、それもタバコですからかなりの成績だと言っていいです。
昔からすると、喫煙者はだいぶ減りました。国の健康支援プログラムの成果が出ているのかもしれません。
少しずつ禁煙外来という科が増えてきているのは、タバコを止めたいという人が増えてきている証かもしれません。

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